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田舎暮らしで節約生活

 田舎でお金を使わずに生活していきたいと考える人は多いのですが、実際、田舎で節約できるものは限られています。お店で食料品や生活必需品などをそろえようとすれば、特に人口密度が高い場所より、「安い」ということはないのですね。特に付近に競合店がないお店であれば、日本全国値段が一緒のコンビニと大差のない値段であってもおかしくはないのです。もちろん競合店のある、田舎のなかでも商業地域まで買い物にいけば、それなりに安いお店を探す事もできますが、そうなると交通費が必要になる事が多く、トータルで見れば都会と大差はありません。
 では田舎では、どうやって節約生活できるのでしょう。まず、正規のルートでは、特に物価が安いものというのはありません。もうお分かりですね。食料品の話になりますが、せっかくの田舎ですから、周囲には野菜など、農作物の生産者がいらっしゃるのではないでしょうか。そうした生産者の方と知り合いになれば、野菜やお米などを売ってくれとお願いすることができます。良心的な人も多いので、市場に出す価格以下で販売してくれることもあります。生産物を出荷するには手間がかかりますから、直接購入できれば、生産者は手間が省け、消費者も中間マージンを節約できるというわけです。
 また、田舎では、大きく節約できるものがあります。それはレジャーや交際費です。なぜなら都会に比べると、田舎というのは遊べる場所、つまりお金を使える場所というのがとても少ないのです。ですからこれまで遊びに使っていたお金というのは、田舎に住むことで自然と減っていきます。特に節約しようという意識がなくても、これは多くの人が実感できることではないでしょうか。
 もっと積極的に、田舎ならではの節約を考えるのなら、やはり土地の安さを活かして自分でちょっとした野菜などを育てるのもいいでしょう。これまで遊びに使っていた時間を、有意義に過ごすことにもなります。

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