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スローライフ・ロハスの定義

 スローライフは、ゆっくりと生活していくという事ですが、実にあいまいな言葉です。もともとスローライフは、地産地消やスローフードの意味を含む、和製英語で、現在では様々な意味に解釈されています。そしてロハスは、アメリカで使われ始めた造語で、「Lifestyles Of Health And Sustainability」を省略したものです。「lifestyle」は、自然な、自由なライフスタイルを指し、「health」はヘルス、「Sustainability」は日本語では持続可能性と訳されます。
 一般的なスローライフとロハスの意味を説明してみましたが、実に曖昧だということはお分かりいただけたと思います。どちらの言葉も、使う人の主観で範囲や定義が変化しやすいものなのです。
 それでは、田舎暮らしがスローライフなのかというと、近いけれどそうとも限らないというのが現状です。田舎でなくても、スローライフは送れますし、どんなに田舎であっても、忙しく生活している人や外食、インスタント食品などに頼る人はいます。それではロハスはイコール、田舎暮らしでしょうか。自然なライフスタイル、これは自然に囲まれた生活ではなく、今は環境問題などに関心のある人たちを指すほうが多いようです。田舎で自然を満喫している人よりも、都会で消え行く自然の心配をしいている人のほうが多そうですね。
 実際に田舎暮らしをしている人の多くは、スローライフやロハスといったあいまいな言葉の意味など意識してはいないでしょう。そして現在、スローライフやロハスは、商業的な意味で、一種のイメージ戦略として活用されているような気がしませんか。

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