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田舎暮らしの動機は何?

 私が田舎に引っ越そうと決めたのは、30歳を超えたばかりのことでした。当時は仕事が忙しく、1人暮らしをしていて食事は外食とコンビニばかり、特に趣味がなかったこともあり、好きなことをして気分転換を、というような自分の心のケアもできてはいなかったのだと思います。そんな時期に、何かキッカケがあったわけでもなく、突然田舎でのんびり生活して見たいと考え、それを実行してしまったのです。特にどこの田舎がいいのか、良く考えもせず、知り合いのいる地に移り住みました。田舎での生活は楽しく、今も田舎で生活することに後悔はありません。ですが、ひとつ失敗したと感じていることは、もう少しお金を貯めてから移住すれば良かったということです。実は田舎に引っ越して、年収が半分に減ってしまったのです。それでも生活していけると踏んでの移住でしたが、どうしても貯金を取り崩す必要があり、もう少し踏ん張っていたら、もっと自由になっていたかもと考えてしまいます。
 これを読んで下さっているあなたが、田舎暮らしをしてみたい、動機は何でしょう。また、一時的なものなのか、今後の人生を全て田舎で暮らしてみたいのか、考えたことはあるでしょうか。騒々しい都会から離れて、ゆっくり田舎暮らしをしてみたい、時間に追われることのない穏やかな生活が欲しい、そう考える人は以外に多く、その人それぞれの動機があることでしょう。ですが田舎暮らしに対して憧れのようなものを持っているのであれば、田舎暮らしをする動機を、自分のなかではっきりさせておく必要があります。住み慣れた場所になじむことも以外と大変ですし、田舎で生活したことのない人には想像もできないような不便さは必ず出てきます。そうした不便さを楽しめるのであれば良いのですが、それが不満になってしまうと心から田舎暮らしを楽しむことはできないでしょう。
 私のように、とくに目的もなく移住してしまう人と言うのはめったにいない、そうは思いますが、ぜひともしっかりと、田舎暮らしの動機を自分の中ではっきりさせたほうが後悔も少なく、準備もしっかりとできる筈です。

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